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浜松城の意外な見どころは石垣だった|城に興味がない私が足を止めた理由

観光・グルメ

読者:「浜松で2時間くらい時間が空いた。駅から歩いて行けるところってある?」

こんにちは、shokoです。

私は神奈川県から静岡に移住し、子育てをしながらフルリモートで働いています。

先日、友人が帰省のついでに浜松へ寄ってくれました。浜松で途中下車してくれる人はあまりいないので、素直に嬉しかったです。

友人:「2時間くらいでさくっと観光したい」
私:「よろこんで」(……2時間か)

そこで選んだのが浜松城でした。そしてまったく期待していなかった場所で、思いがけず足が止まりました。

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先に基本情報(2026年時点)

入場料:200円(高校生以上)/中学生以下・70歳以上は無料
営業時間:8:30〜16:30(最終入場は16:20)
休館日:12月29日〜31日
駐車場:無料
アクセス:JR浜松駅から徒歩20分ほど

料金や時間は変わることがあるので、浜松城公園の公式サイトで確認してください。

なお、天守閣は2021年1月にリニューアルしています。私が行ったのはその前なので、この記事では中の展示については書いていません。現在は各階に家康の甲冑や歴代城主の資料、3階の展望台などが整備されているそうです。

浜名湖も中田島砂丘も、2時間では厳しい

「浜松観光」と言われて私が最初に思い浮かべたのは、浜名湖と中田島砂丘でした。

ただ、この2つは浜松駅から意外と遠いです。

浜名湖:浜松駅からバスで45分程度
中田島砂丘:浜松駅からバスで15分程度
※どちらのバスも20分間隔ほど

往復の時間を考えると、2時間では落ち着いて見られません。そこで駅から徒歩圏内という条件で探し、浜松城になりました。

正直に書くと、何かを期待していたわけではありません。とりあえず、でした。

浜松城は、家康が人生で一番長く住んだ城

浜松城は、徳川家康が29歳から45歳までの17年間を過ごした城です。

この17年の間に、武田信玄と織田信長が世を去り、豊臣秀吉と戦っています。のちに天下を取るための土台が作られた時期にあたります。

家康が人生で最も長く暮らした場所が浜松、というのは地元に住んでいても意外と知られていません。

▼浜松城と浜松駅の位置関係

正直、お城にはあまり興味がありませんでした

ここからは正直な話です。

「とりあえず浜松城っしょ」と自分から言っておいて、私はお城にあまり興味がありません。これまで城に行って面白いと思ったこともほとんどないです。

そして友人も、食い気味に「いいね、行こう」と言ったものの、本音はどうなんだろうと思っていました。

微妙な空気のまま到着します。

「はーい、ついたー」(棒読み)
「……城ー」(棒読み)
「……意外とコンパクトだねー」(棒読み)
「……とりあえず写真とるかー」(棒読み)

お互い盛り上がっていないことが確認できて、逆に少しほっとしました。

そして、なんとなく石垣をぼーっと眺めていたときです。

石垣の石の大きさが、そろっていない

気づいてしまいました。

使われている石の大きさが、ばらばらなんです。

そろっていない、というレベルではありません。大きい石の隙間に小さい石が押し込まれていて、明らかに不揃いです。

見れば見るほど気になってきます。

これ、崩れないんでしょうか。

試しに、家康が住んだ他の城の石垣と比べてみました。江戸城も名古屋城も、小ぶりな石がきれいに接合されて積まれています。浜松城だけが、あからさまに違いました。

この不揃いさこそが、浜松城の価値でした

不安になって調べたところ、話は逆でした。

野面積み(のづらづみ)

自然のままの石(野面石)を、
接合部を加工せずにそのまま積み上げていく手法。

この石垣は、浜松城跡の文化財の中でも特に価値が高い部分とされています。加工していないからこそ古い時代の姿がそのまま残っている、ということでした。

しかも石と石の間に接着剤のようなものは使われていません。断面を見ると、内側にはちゃんと小さな石が詰められていて、それで安定させているそうです。

知ってから見ると、まったく違うものに見えました。「雑に積んである」ではなく「加工しないという選択」だったわけです。

よく見ると潰れている石もあって、それでも400年以上そこにあります。

2時間しかない人へのおすすめの回り方

結果として、私たちは天守閣に入らないまま石垣の前で時間を使いました。今思えばもったいなかったです。

2時間あるなら、こう回るのがおすすめです。

・浜松駅から徒歩20分(バスやタクシーなら10分ほど)
・天守門と石垣をゆっくり見る(ここは無料エリア)
・天守閣に入る(200円・リニューアル後の展示と展望台)
・浜松駅に戻る

天守門は2014年に木造で復元されたもので、内部にも入れます。

そして駅に戻ったら、新幹線の改札内にあるピアノをのぞいてみてください。浜松駅は改札の中で誰でもピアノが弾ける、かなり珍しい駅です。

【関連記事】浜松駅のストリートピアノは誰でも弾ける|新幹線改札内の場所と入場券での入り方

さいごに

城に興味がない2人が、石垣の前で30分近く立ち止まることになりました。

観光は「有名だから見る」より、何かひとつ引っかかるものを見つけたときの方が面白いのだと思います。浜松城なら、私にとってはそれが石垣でした。

浜松で時間が空いたら、ぜひ石垣をじっと見てみてください。

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