《浜松旅行》浜松城観光の意外な見どころ
「男子の下帯には、もめんの白きより、浅黄に染めたるがよしとおおせられし」
(男の下着は白いものより、少し黄色く染めたもののほうがよい)
by 徳川 家康『古老物語』
徳川家康が上記の言葉を言ったが、家臣らは誰も従わなかった。
戦国当時の武士たちは、いつ戦場で死ぬかわからない為、下着くらいは白でありたいと思っていたようである。
ー引用:戦国ヒストリー
こんにちは、shoko(@shoko___54)です。
先日、ともだちが帰省のついでにと浜松に寄ってくれた。
※あまり浜松でSTOPしてくれる人いないからめちゃ嬉しい!
私自身もまだ浜松観光全然できてないんだけど(笑)、そんな理由でいきなり浜松を案内することになった訳です。
ともだち:
「2時間くらいでさくっと観光したい」
shoko:
「へい、よろこんで!」(…2時間か。)
浜松観光。「とりあえず浜松城っしょ」
ところでみなさん、
「浜松観光」で何を思い浮かべますか?
私は、浜名湖と中田島砂丘を思い浮かべたよ。
でも、この2箇所は意外と浜松駅から遠くて、車が無いと行くのがめんどくさい。
▼地図で見るとそこまで遠くもなさそうだが
浜名湖:浜松駅からバスで45分程度 中田島砂丘:浜松駅からバスで15分程度 ※どちらのバスも約20分間隔で来る
ということで本当は砂丘や浜名湖の方に連れて行きたかったけど、時間がないから断念して浜松駅から徒歩圏内の観光スポットを探すことに。
…と思ったんだけど、粋な場所を探している時間も悩んでいる時間ももはやないので「とりあえず浜松城っしょ」ということで浜松城に行くことになった。
しかしだ…
自分から
「とりあえず浜松城っしょ」
と言ったものの
ぶっちゃけ
お城とかあまり興味がない。笑
お城に行って面白いと思ったことも%&’()〜(#。
唯一、金閣寺はキラキラしてていいな〜と思うくらいで…って金閣寺は城ではない。
そして、ともだちも本音はどうなんだろう。
食い気味に「いいね!!行こ行こ!!」と言いはしたものの、本音ではすでに隣で後悔してんじゃないか?
そんな空気の読み合いで微妙な感じになりながらも、とりあえず(重い足をザーザー引きずって)浜松城に向かうことにした。
…この時の2人はまだ、浜松城がこんなにおもしろい城だとは知る由も無かった。
浜松城とは(概要)
浜松城は、浜松駅から徒歩20分くらいのところにある。
▼浜松城と浜松駅の位置関係
浜松城は、一言でいうと徳川家康が人生で一番長く暮らした家(城)だ。
浜松城は、徳川家康が29歳から45歳までの17年間を過ごした城。
この間に、武田信玄と織田信長が死んだり、豊臣秀吉と戦ったりと、家康がのちに天下人となるための礎を築いたのが浜松城にいた時代と言われている。
▼参考記事:家康の年表 by yahoo JAPAN geocities
浜松城の城壁が…
微妙な空気のまま、浜松城に到着。
▼到着
「はーい、ついたー」(棒読み)
「…城ー」(棒読み)
「…意外とコンパクトだねー」(棒読み)
「…天気いいねー」(棒読み)
「…とりあえず写真とるかー」(棒読み)
「…うんー」(棒読み)
▼パシャリ
「…よし、帰るか」
…笑
お互い、城にあまりテンションが上っていないことが確認できて、ようやくほっとして(笑)、少しの間ぼーっと石垣を眺めていた。
ぼーっと眺めていた。
ぼーっと。
…?
(・_・)
使われている石の大きさがばらばらだ…

ばらばらすぎないか?
見れば見るほど、目が離せなくなってきた。
これ崩れないの?
噛めば噛むほど、、
見れば見るほど、心配になってきた。
試しに家康がこれまで住んできた城の城壁と比較してみる。
江戸城

名古屋城
小粒な石が接合されて積まれている感じだね。
浜松城

そして最後は浜松城。
うーん、やはり石垣の石のサイズが他の城と比べてばらばらだ。
と、かなり不安な見た目の石垣だけど、この石垣は浜松城跡の文化財の中でも価値が高い部分らしい。 これは野面石積みという積み方で作られている でも中の方は、ちゃんと小粒な石が詰まっているみたいで安心しました。 ▼石垣の断面 にしても、石のサイズが違いすぎて、見れば見るほど目が離せなくなる。 しかもこれ石の間に接着剤使ってないとか聞くとさらに。。 よく見たらちょっと潰れてるし。 本当に大丈夫なのかな笑 ということで、半分の不安と半分の「見つけちゃった感」と共に浜松城を後にしたのでした。 いじょ〜野面石積みとは?
-自然のあるがままの石(野面石)を使って、接合部を加工しないで積んでいく手法