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浜松駅のストリートピアノは誰でも弾ける|新幹線改札内の場所と入場券での入り方

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読者:「浜松駅にピアノがあるって聞いたけど、あれって誰でも勝手に弾いていいの? どこにあるの?」

こんにちは、shokoです。

私は神奈川県から静岡に移住し、子育てをしながらフルリモートで働いています。浜松駅は、静岡に来てから何度も使っている駅です。

初めて夜に降りたとき、エスカレーターの下からピアノの生演奏が聞こえてきて驚きました。スーツを着た60歳くらいの男性が、リュックを床に投げ出してグランドピアノに夢中になっていました。夜21時の新幹線の駅で、です。

この記事では、浜松駅のピアノについて、場所・弾き方・今何が置いてあるのかをまとめます。

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先に結論

・場所は新幹線の改札内のコンコース(改札を出た側ではありません)
・許可も予約もいらず、誰でも自由に弾けます
・新幹線に乗らない人は入場券(150円・2時間)で入れます
・弾ける時間は新幹線の始発から終電まで
置いてある楽器は時期によって変わります(グランドピアノのときも電子ピアノのときもある)

「日本で唯一ピアノが弾ける新幹線駅」ではありません

この記事、もともとは2018年に「日本で唯一、楽器が演奏できる新幹線駅」というタイトルで書いていました。

今は、それは正しくありません。

2019年ごろからストリートピアノが全国に広がり、新幹線が停まる駅にもいくつか置かれるようになりました。

・京都駅 … 駅ビル西口広場(改札外)
・岡山駅 … 地下1階のエキチカひろば(改札外)

ただ、調べていて気づいたことがあります。この2つはどちらも改札の外にあります。

一方、浜松駅のピアノは新幹線の改札の中にあります。私が調べた限り、新幹線の改札内で自由にピアノを弾ける駅は、ほかに見つけられませんでした。

だから「日本で唯一」は言いすぎですが、「新幹線に乗っている途中で、改札を出ずに弾ける駅」としては、かなり珍しい存在だと思います。乗り換えの待ち時間に弾ける、というのは浜松ならではです。

なぜ浜松駅にピアノがあるのか

浜松にはヤマハ・カワイ・スズキという、日本を代表するメーカーの本社があります。3社とも浜松が発祥です。

この3社が、新幹線改札内のコンコースにある展示ブースを1年ごとに入れ替わりで使っています(おおむね7月から翌年6月まで)。楽器メーカーの回はピアノが置かれ、駅を通る人が実際に触れるようになっている、という仕組みです。

つまりピアノは「駅の備品」ではなく、メーカーの展示品です。ここが、いわゆるストリートピアノと少し違うところです。

ピアノを弾くには

新幹線を使う人はそのまま弾けます

特別な許可はいりません。改札内にあるので、改札を出る必要もありません。

注意点は、のぞみが浜松駅に停まらないことです。ひかりも停まる本数が限られます。こだまなら確実です。

新幹線に乗らない人は入場券で

「新幹線なんて普段乗らない」という方は、入場券を買えば入れます。自動券売機で買えます。

新幹線入場券:150円(小児70円)
有効時間:発売時刻から2時間

2時間もあれば十分です。※入場券の額と条件は改定されることがあるので、券売機の表示を確認してください。

置いてある楽器は、行くタイミングで変わります

ここが一番の注意点です。「グランドピアノがある」と思って行くと、違うものが置いてあることがあります。

展示が1年ごとに入れ替わるうえ、同じ年でも楽器が交換されるためです。実際、ここ1年ほどでも次のように変わっています。

2025年5月  ヤマハのグランドピアノ(S6X)
2025年11月 カワイのハイブリッドピアノ
2026年4月  電子ピアノ
2026年7月  グランドピアノ(20分交代制の案内あり)

グランドピアノに当たるかどうかは、正直運です。ただ「何かしら弾ける楽器は置かれ続けている」という状態は、8年間ずっと変わっていません。

混み合うときは交代制の案内が出ることがあるので、長時間の占有は避けてください。

読者さんに頼まれて、ピアノの値段を見に行った話

これは2018年の話です。

このブログを読んでくださっている方から、こんな依頼をいただきました。

「浜松駅にあるピアノの値段を見てきてください」

面白い依頼だと思って、さっそく見に行きました。

グランドピアノに近寄ると、譜面台の右側に値札らしきものがあります。

1,900万円。

ゼロが多い。ヤマハのピアノの頂点にあたるモデルでした。

これが1,900万円のピアノを、入場券150円で弾けるということです。改めて書くと、なかなかすごい話だと思います。

※これは2018年当時に展示されていたピアノの価格です。展示は入れ替わるので、今は違うものが置かれています。

置いてあるピアノで、弾く人が変わるのが面白い

何度も通っていて気づいたことがあります。ピアノの種類によって、弾く人の層がはっきり変わります。

小型ピアノのとき

ファミリーが多くなります。小さい子が「弾きたい」とおねだりして、親がついて行く光景をよく見ました。

音量が控えめなので、子どもが鍵盤を思いきり叩いても大ごとになりません。周りに人がいる展示のときは、なおさら弾きやすいのだと思います。

グランドピアノのとき

明らかに経験者が増えます。

グランドピアノは音が大きく、新幹線ホームから降りるエスカレーターのあたりまで曲が聞こえます。小さい音で弾いても何の曲かわかってしまうレベルです。

その状況でも平然と弾ける人、つまり腕に自信のある人が座るようになります。

どちらがいいかは難しいところです。子どもが無邪気に鍵盤を叩いているのを見るのも好きですが、間違えながら米津玄師のLemonを一生懸命弾いているおじさんに、無駄に勇気づけられたこともありました。

私はグランドピアノ派です。理由は単純で、見た目のインパクトと、嫌でも耳に入ってくる音の大きさです。

ピアノ以外の展示も、地味に面白い

このブースは楽器だけではありません。スズキの回は、車やバイクがそのまま置かれます。

過去には新型ジムニーが展示されていて、前席の窓が開いていて中を自由に覗けるようになっていました。最近もEVやバイクの新型が、発表直後に置かれています。

以前サブブースにシロクマの親子の人形が置かれていたことがあって、当時は動物園のPRかと思っていました。あとで調べたらヤマハの展示で、「音楽に耳をすませて気持ちよく眠る親子の姿」を表しているとのことでした。分かりづらい。

新型車が国内で初めて公開される場所が、駅の改札の中というのも、考えてみるとかなり変わっています。この駅は「浜松がどういう街か」を、説明抜きで伝えてくる場所だと思います。

サプライズに使えるのでは、と考えている

これは私の妄想です。

・記念日に浜松駅で待ち合わせる
・相手より先に着いておいて、ピアノの前に座って待つ
・相手の到着時刻を、それとなく聞き出しておく
・エスカレーターを降りてくるタイミングで弾き始める
・相手が気づく

我ながらいい案だと思っているのですが、私は猫ふんじゃったしか弾けません。どなたかやってみてください。

さいごに

浜松駅は、これまで使った新幹線の駅の中で一番おもしろい駅です。

疲れているときに不意にピアノの音が聞こえてくると、それだけで少し元気が出ます。乗り換えや待ち時間があるなら、改札を出ずに寄ってみてください。

浜松にはさわやかの本社もあります。せっかく降りたなら、あわせてどうぞ。

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