2万人を集客した、清水クルーズ祭りを終えて(①きっかけとビジョン)
こんにちは、shokoです。
この記事では、2024年10月14日に静岡市の清水港で大型客船の寄港に合わせて実施した「清水クルーズ祭り」についてお話しします。
初開催となった清水クルーズ祭りには、クルーズ船乗客5,000人と静岡市民15,000人、合計2万人もの方々にご来場いただき、清水港日の出埠頭の歴史の中で最多の来場者数を記録することができました。
ようやく後処理なども一段落してきたので、今回は「なぜ清水クルーズ祭りを企画したのか」、その背景についてお話ししていきたいと思います。
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「まるでマンション!?」清水港と日の出埠頭ののびしろを感じた
私は2023年の春に静岡に移住しました。
清水港近くにはエスパルスドリームプラザという商業施設があります。
ドリプラに子どもを連れて行く機会が増えるにつれ、清水港×インバウンドクルーズ船の可能性に気づくようになりました。
清水港の大型クルーズ船を最初に目にした時は、遠くから見て「大きなマンションが港にあるんだな〜」と思いました。
あまりに大きすぎて船とは気づきませんでした。近づいてみて船とわかって驚きました。
その存在感に圧倒されました。
そして意外とクルーズ船が停泊する日の出埠頭は、ドリプラからも近く、船のすぐ近くまで歩いていける位置関係も良いなと思いました。
友人を連れて行っても、同じように「船すごいね!知らなかった!」と感動してくれたことから、この場所と環境には魅力があると確信しました。
大型クルーズ船が停泊する清水港には芝生の広場があり、普段は船の寄港に合わせて日本のお土産や伝統文化の商品を扱うお店がいくつか出店していました。しかし、それらの出店は個別であり、大きなイベントとしてのまとまりがなく、もっと多くの人に楽しんでもらえる伸び代があるなと感じました。
また、清水ドリームプラザ周辺を歩く外国人観光客が、どこに行けばいいのか迷っている様子を見かけることがあったのも、イベント企画のきっかけの一つでした。
こうした経験を通して、清水港で船の乗客に向けて日本や静岡の良さを伝えるイベントを開催し、静岡市民にもインバウンドの方との交流によって静岡の魅力を再発見してもらいたいと考えるようになりました。
「クルーズ祭り」という形で観光客と市民が楽しめるイベントを開催し、清水港をもっと盛り上げたいと考えたのです。
清水港とクルーズ船がもたらす可能性
コロナ以降、清水港への客船寄港数は年々増加しています。大きな船になると数千人もの外国人観光客が乗船しており、日本文化や静岡の魅力を伝える絶好の機会となっています。
さらに、その巨大な船体は「動く超高層ビル」とも言える存在感で、見る人すべてに驚きと感動を与えます。常時停泊しているわけではないからこそ、その希少性も相まって大きなエンターテインメント性を持っています。
清水クルーズ祭りで乗客と市民を「交ぜる」
清水クルーズ祭りで目指したのは、単なる観光案内の場ではなく、クルーズ船の乗客と静岡市民が共に楽しめる「交ぜる」場の創出でした。日本のお土産や伝統文化の体験を通じて、観光客には日本と静岡の魅力を、市民には地域の新たな魅力を発見してもらいたいと考えました。
また、観光案内の形も、ただ案内所を設置するだけでなく、地元の方から積極的に声をかけられる、温かみのある案内スタイルを目指しました。
まとめ ~何者でもないので、まずは点を打ってみる~
静岡に移住して1年半。ある人は「点ではなく線でないと意味がない」と言います。
私は自分ができる点を打つことが、やがて線を作ることにつながると信じています。
清水クルーズ祭りは、そんな「点」の一つです。
小さな一歩かもしれませんが、地域への貢献の第一歩として、今後もできることをやっていきたいと思います。
次回は、どのように具体的な企画内容やコンセプトに落とし込んでいったのか、お話ししていきたいと思います。