屋台や露店出店をする方法【露店営業許可証の取得に必要なものを解説】
こんにちは、shokoです。
静岡県静岡市に移住してきた私は、静岡市の中心街や静岡市清水区でのイベント運営や企画を通じて、地域の方と交流しながら活動しています。
この記事では、
「屋台や露店を出店したいけど、何を揃えればいいのかわからない」
「営業許可証を急いで取得したい」
という悩みを抱える方に向けて、必要な情報をわかりやすく凝縮してお届けします。
私自身、何も知らない状態からスタートしましたが、ついに必要な備品を揃えて出店者としての手続きまですることができました。
その経験を基に、この記事では露店出店準備に関してポイントを押さえて書いていきたいと思います。
この記事を読んでいただければ、最短・最速で露店出店の準備が整うはずです。
この記事の内容は静岡市の場合に基づいています。他の市区町村ではルールが異なる場合がありますので、必ず所轄の保健所や公的機関で確認してくださいね。
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屋台を出す前に営業区分を確認しよう
屋台や露店を出店する前に、まずは営業区分を確認することが大切です。
「調理を伴う営業」と「調理を伴わない営業」では必要な許可が異なるため、事前にどの区分に該当するかを把握しましょう。
例えば、焼きそばやたこ焼きのような調理を伴う屋台は「露店営業許可」が必要です。
一方で、既製品の小分け販売(袋入りの菓子など)のみを行う場合は、許可が不要な場合もあります。
自分の営業内容を明確にしてから準備を進めましょう。
今回は前者の露店の営業許可の取得方法について書いていきます。
※静岡市ではこの内容を基にしていますが、自治体によって分類や名称が異なる場合があります。お住まいの地域では必ず所轄の保健所に確認してください。
臨時営業(屋台)に必要な許可・資格
営業許可証について
露店営業許可証は、簡易な設備で食品を調理・販売する際に必要です。
有効期限は5年間です。
露店営業許可証があっても生食用食品(刺身や寿司など)の提供は不可となります。
申請に必要な物は以下の通りです。
- 営業許可申請書
- 営業レイアウト図
- 資格証明書(食品衛生責任者など)
- 手数料16,000円(現金)
- 営業に必要な設備一式
営業許可申請書は、近くの保健所や市のホームページからダウンロードできます。
営業レイアウト図は、屋台の図面(設備配置図)です。私はパワーポイントで作成しました。
多くの自治体では、申請前に図面を持参して保健所で相談することを推奨しているようです。静岡市の保健所では、具体的な指導が受けられるため、もし不安な場合は事前相談を活用しましょう。
ちなみに私の場合は事前相談はせずに図面を持って行って申請時にその場で少し直してもらうことができました。(印刷している場合は、提出後そのまま回収されてしまうので、直しが入った場合は忘れないように写真を撮っておくことをおすすめします。)
食品衛生責任者の資格
営業許可証の取得に向けては、「食品衛生責任者」の資格取得も必要です。
(「食品衛生責任者」の資格は、屋台営業で飲食物を取り扱う際に必須です。)
この資格は、各自治体が開催する講習会を受講すると取得できます。
- 費用:8,000円~10,000円(自治体により異なる)
- 講習内容:衛生管理の基礎知識、設備基準など
- 所要時間:1日(簡単なテストあり)
すでに栄養士や調理師資格を持っている場合は、追加の講習は不要です。
私は栄養士や調理師資格は持っていなかったので、定期開催されている講習会を受講しに行きました。
注意:食品衛生責任者の講習会は自治体ごとに開催頻度や費用が異なる場合があります。静岡市以外の地域で屋台を出店する場合は、日程や予約状況を事前に確認してください。
露店営業許可証を取得する流れ
さてここから露店営業許可証を取得する具体的な流れについて説明します。
必要書類を準備する
先ほどのおさらいになりますが、
書類は、「営業許可申請書」「営業レイアウト図」「資格証明書(食品衛生責任者など)」が必要です。
加えて、手数料16,000円(現金)も忘れないように準備しましょう。
営業許可申請書の記載内容はしっかり確認しましょう。
特に、販売予定の商品を明確に記載しておくと良いと思います。(可能性があるものは全て記載してください、と言われました)
営業に必要な設備を揃える
保健所では、車に必要な設備を積み込んで実際に担当者に見せて確認してもらう工程があります。
冷蔵設備や貯水タンク、排水設備などが揃っているか確認されます。
書類と申請費用と設備が揃ったら保健所に向かいましょう。
申請は20~30分程度で完了します。
これだけ揃えればOK!露店営業に必要な設備品
ここから必要な設備についておすすめ商品を紹介しておきます。
私は元々何も持っていなかったので、商品画像を見せながら担当者に確認してもらったのですが、そのような時間がない方向けにおすすめ商品を紹介します。
冷蔵設備
クーラーボックスや保冷剤、温度計を用意します。サイズは営業内容に応じて選びましょう。
おすすめ商品:〇〇クーラーボックス(coming soon)
貯水槽(蛇口付き)
水タンク(40リットル以上)は必須です。ホームセンターで購入するか、オンラインで適切な容量のものを探しましょう。
おすすめ商品:〇〇蛇口付きタンク(coming soon)
排水設備
長さ・幅30cm以上の桶が必要です。これは調理器具の洗浄用です。
おすすめ商品:〇〇洗浄桶(coming soon)
殺菌設備
ガスコンロや殺菌機能のあるウェットティッシュが便利です。
おすすめ商品:〇〇ガスコンロ(coming soon)
保管設備
衛生的に食材や食器を保管できるケースを準備しましょう。
おすすめ商品:〇〇保管ケース(coming soon)
その他の必需品
フタ付きごみ箱
三方囲いのテント
特にテントは汚染リスクを防ぐため、3方向を囲えるものを選びましょう。
許可が下りるまでの期間
書類提出と備品チェックが完了してから、許可が下りるまでには5営業日程度かかるようです。
余裕を持ったスケジュールで準備を進めましょう。
注意:これらの手順は静岡市の場合を基にしています。他の市区町村では手続きが異なる可能性があるため、必ず所轄の保健所に確認してください。
まとめ
この記事では、静岡市で屋台を出店するための手順や必要な許可、設備について解説しました。
ただし、各市区町村ではルールや基準が異なる場合がありますので、必ず出店予定地の保健所や公的機関に確認を行ってください。
イベント繁忙期には許可がおりるまでの時間が長くなることもあるようです。
早めに準備を始めて、スムーズに営業をスタートさせましょう。
屋台営業を楽しんでください!