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NFT×地方創生の事例まとめ【14選】

NFT

地方職員:「地方創生にNFTが利用されているらしいけど、実際地方創生にNFTを活用するってどういうことなの?どんな事例があるの?」

こんにちはshoko(@mintshokoo)です。
4年ほど前に、地元神奈川から静岡県の伊豆に移住して、今はフルリモートで仕事しながら暮らしています。
最近私の勤めている会社でもNFTの事業がスタートしました。

この記事では、最近話題の”NFT”を活用して、地方再生に取りくんでいる事例をまとめてます。

「NFTが何となく盛り上がっているのは知っているけど、地方創生に活かせる事業ってどんなものがあるのかを網羅的に知りたい!」と思っている方にはぴったりの内容です。

さまざまな地域の事例を知ることで、自分の地域や自分の事業でできることがイメージしやすくなると思います。

記事の後半では、「NFTをとりあえず安く安全に保有してみたい」という方に向けておすすめな手順を解説します。記事だけ読んで終わりにならないように、ぜひ1歩踏み出してみてください。

ぜひこの記事を読みながら地方創生×NFTの事業イメージを膨らませてもらいつつ、実際にNFTを体験するところまでチャレンジしていただけたら嬉しいです。

NFTの買い方などについて質問があれば、私のtwitterアカウント(@mintshokoo)のDMよりお気軽にお問合せください。できる限りお答えします。

事例は以下の分類で紹介していきます。
興味がある分野の事例を覗いてみてくださいね。

事例の種類

  • ①ご当地キャラクター
  • ②観光名所・文化
  • ③関係人口作り・外部人材巻き込み
  • ④食
  • ⑤ふるさと納税

それでは早速本題に入ります。

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①ご当地キャラクター

ちっちゃいおっさんNFT

ちっちゃいおっさんNFTは、兵庫県尼崎市の非公認キャラクター「ちっちゃいおっさん」のLINEスタンプの画像をNFT化したコレクションです。

元々このちっちゃいおっさんはさまざまな企業とコラボレーションをしていて知名度があり、LINEスタンプも非常に人気が高かったそうです。
NFTの販売も全3回行いましたが、3回とも数分で即完売しました。

「ちっちゃいおっさんのコアファンにもっと喜んで欲しい」という思いでNFTコレクションを作った結果の即完売となりました。

余談ですが、ちっちゃいおっさんのインタビュー記事には「この画像をSNSのプロフィール画像にして楽しんで欲しい」とあります。果たしてNFTを持っている人で、おっさんのイラストをSNSプロフィール画像にしている方はいるのでしょうか。笑

twitter @chicchai_ossan
販売サイト HEXA NFT

参考資料:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000046191.html

ご当地アトムNFT

ご当地アトムNFTは、皆さんご存知「鉄腕アトム」を使ったNFTです。
このプロジェクトでは、第一弾として、日本一の星空継続観察都市である「鳥取県」とのプロジェクトが開始しています。
(第一弾とあるので、今後は様々な都道府県に広がっていく可能性があります)

このプロジェクトはコロナ禍での国内観光マーケットの回復と支援を目的としており、売上の一部が各地域産業に寄付されます。

NFTのデザインは、鳥取県の市町の背景+鉄腕アトムのイラストで構成されており、トレーディングカードになっています。今後は、このトレーディングカードを使って、ゲームができたり、メタバースの展開も予定しています。

 鉄腕アトムは、海外では「アストロボーイ」としてアニメ放映されるなど、非常に人気の高いキャラクターです。ご当地アトムNFTの公式サイトを見ても英語表示にも対応しているなど、海外からの需要も視野に入れた販売をしています。

第一弾の鳥取県コラボレーションのトレカは、2000枚を先行募集したところ、その10倍以上申し込みがあったそう。
NFTは、日本ではようやく少し話題に上がってきましたが、海外の市場は日本の比にならないほど大きく急成長しています。海外に向けた地方発信の事例として参考になりそうです。

運営者 株式会社手塚プロダクションと株式会社JTB&株式会社ジェーシービーの合弁会社の共同プロジェクト
twitter @XANAMetaverse
公式サイト XANA

メタバース石川 スポンサーNFT(のっティ)

メタバース石川スポンサーNFTは、石川県野々市市の公式キャラクターのっティのイラストが描かれたNFTです。

「メタバースイシカワスポンサーエヌエフティー」ってドウイウ意味!??
と思われた方もいるかと思いますが、これはつまり「メタバース石川という団体のスポンサーの権利をNFTにした」ということです。

メタバース石川とは、地域の公民館などでメタバース空間の体験会を行ったり、その他VRやesportなどのデジタルのまちと未来をつくる社会実験を行う団体です。
このスポンサーNFTを保有することで、メタバース石川のスポンサーになることができます。

将来的に、メタバース石川がより人気になると、スポンサー枠の需要が高まるため、所有しているスポンサーNFTが値上がりする可能性もあります。企業への株式投資に近いイメージですね。

販売サイト HEXA NFT

参考資料:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000046191.html
https://hexanft.com/crptopanyajam/

②観光・文化系

御朱印NFT

御朱印NFTとは、その名通り御朱印の画像データをNFT化したものになります。

御朱印とは、お寺や神社を参拝したしるしです。
古くは、毎日お参りに行けない方がこの御朱印に向かってお祈りすることもあったそう。
最近では御朱印ブームになっており、スタンプラリーのように御朱印を集める人が増えています。

その御朱印をNFTとして販売することで、寺社に行けない人でも気軽に御朱印を所有することができます。
御朱印NFTの事例はすごい勢いで爆増しているので、まとめて紹介しますね。

浄楽寺御朱印NFT(神奈川県横須賀市)

浄楽寺御朱印NFTは、御朱印の画像をNFT化しています。

公式サイト 浄楽寺御朱印NFT
twitter @ashina_jorakuji
販売サイト OpenSea

紫雲山「大泉寺」アート御朱印NFT(京都府京都市)

紫雲山「大泉寺」アート御朱印NFTは、従来の御朱印ではなく、絵がメインとなるアート御朱印です。この御朱印、大泉寺の住職でありながらゲーム会社でも働いている釈智徳さんが描いているとのことで、住職の経歴に驚きました。笑

twitter @DaisenjiI
販売サイト HEXA NFT

竹神社デジタル御朱印NFT(三重県明和町)

竹神社デジタル御朱印NFTは、博報堂行動デザイン研究所が制作した竹神社の花手水をモチーフとした御朱印NFTになっています。絵柄は毎月変わりで、全12種類。

運営者 一般社団法人明和観光商社(三重県明和町)
株式会社博報堂の博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ
博報堂行動デザイン研究所
CryptoGames株式会社
公式サイト NFTStudio

伝統工芸×NFT(全国)

日本の伝統工芸の文化を守るために立ち上がったプロジェクトです。
2022/7/18〜第一弾として「伝統工芸の職人に一品物の制作依頼ができる権利」を付与したNFT販売開始しています。今後、より多くの職人さんたちとのコラボを企画しているようです。

運営者 株式会社KT VACE(経営・ITコンサルティング)
twitter @TraCraftsNFT
販売ページ OpenSea

参考記事:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000105152.html
https://note.com/tracraftsnft/n/nff1cd0eeab87

琉球びんがたNFT(沖縄県那覇市)

琉球びんがたNFTプロジェクトは、沖縄の伝統工芸である「琉球びんがた」の型紙・本染めのデジタルデータをNFT化したプロジェクトです。
このプロジェクトの特徴は、びんがたのデザインを利用した二次創作を推進していることです。
NFTの保有者もそうでない人も、自由にびんがたのデザインを使って新しいものを作って良い、つまり商用利用OKのフリー素材にしています。
そうすることでびんがた市場全体を大きくしていく戦略です。実際にtwitterで #琉球びんがた と検索すると二次創作としてイラストに活用されている例などが確認できます。

下記に記載した公式サイトが非常に丁寧で、収益の使い道まで詳細に書かれており透明性が高いプロジェクトだと感じました。ぜひ一度ご覧ください。

運営者 知念紅型研究所
一般社団法人 琉球びんがた普及伝承コンソーシアム
公式サイト 琉球びんがたNFT|JCRAFTNFT
販売ページ OpenSea

湘南NFTアートコンテスト(神奈川県横浜横浜市)

湘南NFTアートコンテストは、地元で活動するクリエイターの発掘や、湘南をモチーフとして創作するクリエイター創出をするためのプロジェクトです。
※湘南がテーマですが、運営会社は横浜市にあるため、横浜市と書いておきます

参加者は、「湘南」をモチーフとしたアート、イラスト、写真、動画作品を応募。
受賞者の方々はSHONAN NFT公認クリエイターとして作品公開の場を提供してもらえたり、インタビュー動画配信、や各種コラボレーションなどのプロモーション支援が受けられます。

③関係人口作り・外部人材巻き込み

Nishikigoi NFT(新潟県長岡市山古志・旧山古志村)

Nishikigoi NFTは「地方創生×NFT」を代表する事例です。

人口800人の小さな村である「山古志村」で、Nishikigoiのイラストが描かれたNFTを発行しています。
このNFTの保有者は、デジタル村民と呼ばれ、山古志村の村民として実際にリアルな村民と共に村の発展に貢献しています。

現在では、実際の村の人口800人を超える1000人以上のデジタル村民が誕生し、リアルな山古志とデジタル村民が、ともに山古志の未来をつくっています。

Local Samurai プロジェクト(岩手・宮城・福島、今後全国予定)

Local Samurai プロジェクトは関係人口の増加を目的とし、過去から現代にタイムスリップしてきた侍が、地方の過疎化問題を解決していくというストーリーのプロジェクトです。

今後は、46道府県も順次リリース予定とのこと。
岩手・宮城・福島のNFT売上金は、ウクライナ支援に全額寄付されます。

参考資料:https://www.toonippo.co.jp/articles/-/921715

運営者 株式会社エニバ
販売ページ OpenSea

④食

Abyss Crypto NFT-牡蠣NFT-(全国)

「Abyss Crypto NFT(通称:アビクリ)」は、牡蠣若手の会代表のなおきちさんという方が、日本の水産業、特に牡蠣業界を盛り上げるべく開始したプロジェクトです。

Abyss Crypto NFT(通称:アビクリ)は漁師の日常を描いたNFTボクセルアートになってます。
漁師達が日々頑張って生活している姿を描いており、1点1点にストーリーがあります。

このNFTを保有していると、牡蠣若手の会のECサイトで牡蠣を5%オフで購入できたり、東京のオイスターバーで牡蠣やワインが無料になったりします。
また、一定数量以上のNFT保有者は、ランダムにおすすめな牡蠣や他の海産物をもらえます。

運営者 牡蠣若手の会 
牡蠣若手の会は、代表のなおきちさん、広島「鈴木水産」、石川「下村水産」、徳島「Oyster Professional」、宮城「後藤水産」、福岡「マルハチ」、鹿児島「錦盛丸水産」、岩手「ザキヤマ水産」、佐賀「海男」の生産者8人の会のこと
プロジェクト概要 なおきちブログ
twitter @naokichipocket
販売ページ OpenSea
販売ページ2 HEXA

参考情報:
https://nikkansan.net/article/nftnippon-042822-1/

MetagriLabo Suica Collection-スイカNFT-(熊本県益城町)

MetagriLabo Suica Collectionは、農家ブランディングを行う会社と農園が共同で立ち上げたNFTプロジェクトです。

NFTの保有者には実物のスイカが送られたり、農産物の有線購入権などが与えられます。
NFTの売上は、しまだスイカ農園のスイカ仕入代金、NFT制作費、Metagri研究所の研究費などに充てられるそうです。

運営者 株式会社農情人(Metagri研究所)
しまだスイカ農園
公式サイト しまだ農園×Metagri研究所
販売ページ 専用ページ

参考情報:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000087046.html

⑤ふるさと納税

ふるさと納税NFT

ふるさと納税の返礼品としてNFTを登録する地方自治体が増えています。
ふるさと納税の事例についても、御朱印NFTの事例と同じく急増しています。

いずみさのNFT(大阪府泉佐野市)

販売ページ さのちょく

余市町ミニコレクティブルNFT(北海道余市町)

運営者 北海道余市町
株式会社あるやうむ(NFTによる地方創生を推進する会社)
株式会社トラストバンク
販売ページ 余市町ふるさと納税NFT予約ページ

事例紹介は以上になります!

事例紹介は以上になります。
まだまだ紹介しきれていない事例がたくさんありますので、随時追加していきます。

【初心者の方は、安くNFTを購入してみるべし

ここからは、NFTをまだ購入したことがない方に向けて購入手順を説明します。
NFTの活用事例が分かった、という方は、NFTを買うところまで試していただきたいです。

NFTの購入は、以下の①〜③の順番で進めます。
①暗号資産口座開設(無料、0〜1日)
②ウォレット登録(無料、1~15分)
③NFT購入(安いものだ1000円以下とか、中には0円で購入できるものもある)
※0円のものも手数料が数百円かかる場合があります

このようにNFTと聞くと金額が高そうなイメージがありますが、合計1000円以下とかで購入できるNFTもたくさんあります。

NFTを購入するには、まず仮想通貨が必要です。

暗号資産取引所Coincheck(コインチェック)で口座開設をして、仮想通貨を購入しましょう。
Coincheckは取扱銘柄数も非常に多い国内最大級の暗号資産取引所であり、東証プライム上場のマネックスを親会社に持っており安心感があります。

私もCoincheckを使っていますが、チュートリアルなどが充実していて分かりやすいのと、オペレーターの問い合わせ対応がとても早く助かります。(これ重要)

Coincheckの口座開設方法とその後の流れについては以下にまとめていますので、ぜひチャレンジしてみてください。

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コインチェック

本記事に掲載希望の方はtwitter DMから受け付けています!

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「このプロジェクトがおすすめだから紹介してほしい!」

というご連絡歓迎してます。
本記事に掲載希望する場合は、私のtwitterアカウント(@mintshokoo)のDMよりお気軽にご連絡ください。
プロジェクト立ち上げに関する相談や壁打ちなども可能です。

今回は以上になります。
この記事で紹介した事例が、あなたの地域の発展に少しでも貢献できたら本当に嬉しく思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。