なぜNFTを買う?価値はある?理由や使い方解説(PFP・パスポート・チケット)
読者:「なんで皆NFT買うの?」「正直ただの画像に数百万円の価値が付く理由が全然わからない」
こんにちはshokoです。
4年ほど前から静岡県の伊豆に移住しつつ、東京にあるベンチャーにフルリモートで勤めています。
最近私の会社でもNFTの事業が本格スタートしました。
「NFTについて、興味はあるけど正直なぜ買うのか分からない」という人が結構いるのではないでしょうか。
この記事では、NFTを買う理由や使い方について事例を交えて解説します。
びっくりした数字ですが、2022年5月時点で日本国内でOpensea(世界最大級のNFT市場)のNFTを購入している人の累計数は1万人に満たないと言われています。
たったの1万人…!!騒がれている割にとても少ないですよね。
(横浜スタジアムの座席数が34000席くらいなので、その4分の1くらいしかいないんです!って分かりづらいですねw)
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NFTなぜ買うの?
NFTを買う理由は様々です。
1300人ほどを対象にした「NFTを買う理由」のアンケートでは、
60%がお金を稼ぐため、15%がコミュニティに参加するためと回答しています。
Why do you buy NFTs?
— DexterLab 📊 (@DexterLabData) May 27, 2022
日本でも小学生の描いたドット絵が約80万円で落札されたのが一時期話題になりましたが、このように保有しているNFTが有名になることで自分が買った時の値段よりも遥かに高い値段で売れることがあるので、その値上がり益を期待して購入する人が多いです。
値上がり益を期待するのは、全員そうだと思うので、それ以外のNFT購入理由について流行っているものを紹介します。
大きく分けると2つあります。
SNSのプロフィール写真(PFP)として使う
twitterなどのSNSのアイコンとして利用する目的です。
後述しますが、海外セレブや国内の有名な経営者・芸能人などの間で、SNSのプロフィールアイコンをNFT画像にするのが流行っています。
コミュニティーの参加証明書として使う
NFTがコミュニティーの参加証明書代わりになっているものも多いです。
特定のNFTを持っている人しか入れないNFTコミュニティが多く存在し、そこに入りたい人がNFTを購入します。
他にも純粋に特定のNFT作家のアート作品が好きだから買う、という人も一定数いるかとは思いますが、最近の流行りとしては上記のような購入目的が挙げられます。
それぞれの事例も交えて少し掘り下げます。
SNSのプロフィール写真(PFP)として使う
twitterなどのSNSのアイコンとして利用する目的です。
後述しますが、海外セレブや国内の有名な経営者・芸能人などの間で、SNSのプロフィールアイコンをNFT画像にするのが流行っています。
海外セレブがNFT画像をtwitterアイコンにしている
マドンナ、ジャスティンビーバー、パリスヒルトンなど名だたるセレブたちがtwitterのアイコンにNFTの画像を使っています。
(おそらくマーケティング的に始めたのだと思いますが、、そうだとしたら宣伝効果凄まじいですね。笑)
国内でもNFTをアイコンにする有名人が続出
国内だとEXILEの関口メンディーさんがtwitterのiconをNFTのパンダにしています。(2022年6月現在)
このパンダはCriptoNinjaProject(通称:CNP)というNFTコミュニティーが販売しているパンダです。
SNSでの利用はしていませんが、エイベックス会長の松浦勝人さんもCryptoPunksやCloneXという有名なNFTを保有しています。
NFTの面白いのは、取引履歴が全て公開されているので、過去に誰が持っていたのかが見えるところです。
OpenseaのActivityを見ればいつ誰から誰の手に渡ったのかが閲覧可能です。
パスポート(証明書)として使う
続いて、いわゆる証明書としてNFTが使われている例を紹介します。
例えばOpenseaで売られているこのNFT。全て画像の絵柄が一緒ですよね。こういうのは、アートとして売っているのではなく、会員券としてNFTを売っているパターンです。
こういったものをパスポートNFTと言います。
このNFTを持っていることで、保有者限定のコミュニティーに参加できます。
オンラインサロンの進化版みたいな感じですね。
キングコングの西野さんのえんとつ町のプペルの運営しているコミュニティの参加権もNFTで販売しています。
NFT Marketing Orchestra(NMO)というNFTマーケティングコミュニティ
NFT Marketing Orchestra(NMO)というNFTコレクションも有料コミュニティへの参加権をNFTとして販売しています。
コミュニティ内ではNFTマーケティングに興味のある人たちが集まり最新のNFT情報を共有しているといいます。
NFTコレクションのモチーフは猫の学生オーケストラをイメージしており、これはメンバー1人1人が「Player(演奏者)」でソロでも活動でき、複数人でアンサンブルやオーケストラとして活動もできるという意味を込めて作られたそうです。素敵。
NFT Marketing Orchestraのコミュニティは、クリエイター・コレクター・事業者をそれぞれつなぐ場所づくりを目的として活動しています。
パスポートNFTにすることで「このコミュニティーを抜けたい」と思った時に、保有者はNFTを販売することができます。
すると販売者にも収益が入ります。
またこのコミュニティに人気が出ると、NFT自体の価値がさらに上がるという仕組みです。
スポーツやコンサートのライブチケットをNFT化する動きも
それ以外にも、例えばスポーツやコンサートライブのチケットをNFTにする動きも広がっています。
NFTの特性を生かして公正にチケットを取引できたり、転売された際に主催者にマージンが入る仕組みなどが期待されています。
また記念試合のチケットは、後からチケット自体の価値が高まる可能性があり、そうなった場合の二次流通も期待できます。
まとめ
NFTは単なるデジタル画像にとどまらず、コミュニティとそこに属するアイデンティティとして広がっています。
これらの流れにはブームがあり、その時々で人気のNFTプロジェクトを調べることにより、何が流行っているのかが見えてきます。
上記に挙げた以外にもNFTを買う目的として、「NFTアートそのものに価値を感じて買う」というのも勿論あります。
アーティストさんがNFTに参入してきたことにより、今までは知ることもできなかったアーティストさんを知る機会が増えて純粋に楽しいです。
まだまだNFTマーケット自体が非常に小さくなっているので、これからどのような種類のNFTが人気になっていくのか。楽しみです。
1ヶ月とかで流れが大きく変わる業界なので、ここに書いた情報もすぐに古くなってしまうかと思いますが、現時点での情報としてまとめておきます。
NFTの購入には暗号資産取引所での口座開設が必要
最後にNFTの購入方法について触れておきたいと思います。
NFTを購入する際には、仮想通貨が必要です。
暗号資産取引所Coincheck(コインチェック)で口座開設をして、仮想通貨を購入しましょう。
Coincheckは取扱銘柄数も非常に多い国内最大級の暗号資産取引所です。
東証プライム上場のマネックスを親会社に持っており安心感もあります。
私もCoincheckを使っていますが、チュートリアルなどが充実していて分かりやすいのと、オペレーターの問い合わせ対応がとても早く助かります。(これ重要)
口座開設を早めに済ませておくメリット
暗号資産取引所は、Coincheckも含め口座開設手続きに多少時間がかかります。
なぜなら本人確認書類の提出や認証設定を行った上で口座開設審査があるからです。その他にもクレジットカードの登録なども行う必要があります。
いざ、NFTを買いたい!という時に口座開設の手続きで時間を取られると機会損失になるので、すぐにNFTが購入できるように事前に口座開設しておきましょう。
Coincheck口座開設〜OpenseaでNFTを購入するまでの流れ
Coincheckでの口座開設が終わって、「メタマスクってなに?コインチェックと何が違うの?!」と混乱している方に向けて、それぞれの役割と具体的な購入方法(1~4のステップの詳細解説)を以下の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。
OpenseaでNFTを買う方法(Coincheck?MetaMask?全体像をわかりやすく解説)
読者:「OpenseaでNFTを買ってみたいけど、方法がわからない」「CoincheckとかMetaMaskって何?それぞれの関係は?」 という方に向けて、OpenseaでNFTを買う方法をわかりやすく解説していきます。
最後に…NFT購入は自己責任で
DYORという言葉をご存じでしょうか?
web3界隈ではよく聞く言葉です。
Do Your Own Research(自分で調べてやってください)
web3.0はまだまだ新しい領域で、情報が日々更新されていきます。
検索したサイトに載っている情報が古いことや間違っていることもありますので、よく調べた上で取り組むことをおすすめします。 ※当ブログも含め、です。
今回は以上になります!