NFTの詐欺に遭わないためにやること【回避対策】
読者:「NFTを色々と買ってみたいけど、詐欺も増えてて資産が全部盗まれる人も多いから怖い」
こんにちはshokoです。
4年ほど前から静岡県の伊豆に移住しつつ、東京にあるベンチャーにフルリモートで勤めています。
最近私の会社でもNFTの事業が本格スタートしました。
この記事では、NFT界隈で爆増している詐欺について、詐欺被害に遭わないようにするために必要な準備について書いていきます
NFT詐欺に遭うと、自分のNFT(資産)が全て盗まれてしまうこともあります。
実際に個人で数百万円、数千万円の被害にあっている人も珍しくありません。
NFTを触り始める時は、まずは詐欺対策についての知識を身につけた上で始めるのがおすすめです。
NFTについて「興味はあるけど実際に買ったことはない」という人がとても多いのではないでしょうか。
びっくりした数字ですが、2022年5月時点で日本国内でOpensea(世界最大級のNFT市場)のNFTを購入している人の累計数は1万人に満たないと言われています。
たったの1万人…!!騒がれている割にとても少ないですよね。
ちなみに2021年末時点で、NFTウォレットを持っている人の数が260万人ほどとなっており世界人口割合で0.003%くらいです。
また世界最大級のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaのアカウント数が81万アカウントなので、こちらは世界人口割合が0.001%くらいとなっており、まだまだNFTを持っている人は世界的にみても非常に少ないのが現状です。
詐欺対策を万全にして、この未開の地を開拓していきましょう。
もくじ
- NFTは詐欺だらけ
- ウォレットで絶対にしてはいけないこと
- Discordを始めたら必須な基本設定
- SNSの偽アカウントに注意要注意
- メールのリンクは開かない
- プロジェクトの信頼性をチェック
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NFTは詐欺だらけ
NFTは本当に詐欺が多いです。
例えば
・NFTを保管しておくウォレットに侵入されて資産を全て盗まれる
・「NFTプレゼント!」という嬉しいメールが届いてリンク開いたらパソコンがウィルス感染
・NFTプロジェクト自体が詐欺
などなど。
ウォレットの秘密鍵やメタマスクのシークレットリカバリーフレーズは絶対に教えない
ウォレットの秘密鍵やメタマスクのシークレットリカバリーフレーズは絶対に他人に教えはいけません。
NFT関連サービスを使う上で、
「ウォレットの秘密鍵を入力してください」
「ウォレットのシークレットリカバリーフレーズを教えてください」
と聞かれることがあったら全部詐欺ですので注意しましょう。
サービスを利用する上で、これらの情報が必要なことはまずありません。
例えると、メルカリにログインするのにネットバンクのログイン情報を聞かれているようなものです。
これらの情報を盗まれてしまうと、詐欺師は簡単にあなたのウォレットに侵入して資産を全て盗んでいきます。
ですので絶対に他人には教えないようにしましょう。
さらには、オンライン上でこれらの情報を保存しておくのもあまりおすすめしません。
なぜならパソコンがウィルス感染しりハッキングされた場合に、資産が全て盗まれる可能性があるからです。
一番安全な管理方法としては、
オフラインで紙に書いて誰にもわからないところに保管しておく方法です。
そうすれば自宅に入られてその紙を盗難されない限りは漏洩のリスクがないからです。
「え、web3.0なのに、わざわざ紙に書くの?笑」と思うかもしれませんが、MetaMask公式でも紙に書いて保管しておくことが推奨されています。
ただし、注意点としては、もしその秘密鍵やシークレットリカバリーフレーズを紛失した場合には、二度とウォレットから資産を取り出すことができません。無くさないように注意しましょう。
DiscordDMが届かないように設定する
NFTのコミュニティ運営にはDiscordというチャットツールが使われることが多くなっています。
完全に無料で使えるのでダウンロードしてみると良いでしょう。slackとかLINEのようなチャットツールです。
Discordで詐欺に遭わないために、使用開始前に必ず以下の2つを設定しましょう。
DM(ダイレクトメッセージ)が来ないように設定する
Discordで知らない人から来るダイレクトメッセージはほぼ詐欺です。
ダイレクトメッセージが来ないように設定しましょう。
【ダイレクトメッセージ設定の変更方法】
①ユーザー設定を開く
②「プライバシー・安全」を選択
③「サーバーにいるメンバーからのダイレクトメッセージを許可する」をオフにする
二段階認証を設定する
次にアカウントの二段階認証を設定しましょう。
Discordに限らず、最近ではSNS(twitter,instagram,facebookなど)なども乗っ取りの被害が増えてきていますので、二段階認証設定をしておくことをおすすめします。
【二段階認証の設定方法】
①ユーザー設定を開く
②「マイアカウント」を選択
③「パスワードと認証」から二段階認証の設定
偽のSNSアカウントに要注意
偽のSNSアカウントも急増しています。
アカウントネームだともはや判断できないので以下の方法で正しいSNSアカウントにアクセスしましょう。
Openseaのプロジェクトサイトに載っているリンクから
OpenseaのプロジェクトTOPページには、そのプロジェクトのDiscord情報やSNS情報が貼ってあることが多いです。
そこから正しい(ニセモノではない)アカウントにアクセスしましょう。
プロジェクトの公式サイトに載っているリンクから
しっかりとしたプロジェクトはプロジェクトの公式サイトがあります。
公式サイトにあるSNS情報からアクセスする方法もあります。
本物のアカウントが乗っ取られている可能性もある
本物のSNSアカウントが乗っ取られている可能性もあります。NFTの人気プロジェクトなどは常に狙われており、先日もNounsのtwitterの公式アカウントが乗っ取り被害に遭いました。
こればかりは本物のアカウントなので、どうすればいいのって感じですが、とりあえずオイシイ話が来たら「乗っ取られているかも。詐欺かも。」と疑って慎重に情報を判断した方がよさそうです。
メールのリンクは開かない
NFT関連サービスのメールリンクを開くときは細心の注意を払いましょう。
Openseaユーザーに対して、公式を装った詐欺師からのメールなども多くなっています。
なるべくメールのリンクは開かないことをおすすめします。
もしくは開く前に、リンクURLをgoogle検索などに当ててみて、正しいサイトかを確認してから開いた方がよさそうです。
まとめ
NFTは、コミュニティとそこに属するアイデンティティとして急速に広がっています。
詐欺が多すぎて、詐欺被害の事例を調べれば調べるほど疑心暗鬼になって辛いですが…(笑)
web3.0ではDYOR(Do Your Own Research)、つまり「自分でググって、自分の身は自分で守ってね」という言葉があるように、全て自己責任なので防御力を高めて挑みましょう。
1ヶ月とかで流れが大きく変わる業界なので、ここに書いた情報もすぐに古くなり、新たな詐欺手口がどんどん出てくることでしょうが、現在時点でできる対策としてまとめておきます。
NFTを購入には暗号資産取引所での口座開設が必要
NFTを購入する際には、仮想通貨が必要です。
暗号資産取引所Coincheck(コインチェック)で口座開設をして、仮想通貨を購入しましょう。
Coincheckは取扱銘柄数も非常に多い国内最大級の暗号資産取引所です。
東証プライム上場のマネックスを親会社に持っており安心感もあります。
私もCoincheckを使っていますが、チュートリアルなどが充実していて分かりやすいのと、オペレーターの問い合わせ対応がとても早く助かります。(これ重要)
DAOの参加資格として、NFT保有を条件にしている組織や、NFTを保有している人に一定の権限を与えるDAOなども多いです。
口座開設を早めに済ませておくメリット
暗号資産取引所は、Coincheckも含め口座開設手続きに多少時間がかかります。
なぜなら本人確認書類の提出や認証設定を行った上で口座開設審査があるからです。その他にもクレジットカードの登録なども行う必要があります。
いざ、NFTを買いたい!という時に口座開設の手続きで時間を取られると機会損失になるので、すぐにNFTが購入できるように事前に口座開設しておきましょう。
OpenseaでNFTを購入するまでの流れ
最後にOpenseaでNFTを購入する方法を解説します。
「まだ購入したことがない!」という方むけに、NFTの購入方法の流れを記載します。
Coincheckでの口座開設が完了したら、必要な仮想通貨を準備してOpenseaでNFTを買いましょう。
世界最大のNFTマーケットプレイスです。国内外の様々なクリエイターのNFTを購入することができます。
特に初心者の方は、まずはOpenseaでNFTを購入するところから始めると良いでしょう。
Openseaは国内でも利用者が多く、使い方のhowto動画や記事も多いので分かりやすいです。
OpenseaでのNFT購入手順は以下の通りです。
【購入手順】
1.暗号資産取引所Coincheck(コインチェック)の口座開設&入金→前述の通り、先に済ませておくのがおすすめ
2.メタマスク(MetaMask)でウォレット(お財布)作成
3.コインチェックからMetaMaskのウォレットに通貨を入金
4.オープンシー(Opensea)で、NFTを購入
上記の2と3が難しそうに感じますよね。私も最初そうでした。笑
1-4のステップをそれぞれ分かりやすく例えると以下の感じです。
【購入手順】
1.通貨を買う(取引所に口座開設して、円を仮想通貨にする)
2.仮想通貨を入れるお財布を作る
3.お財布に仮想通貨を入れる
4.お店でお財布から仮想通貨を払いNFTを購入
Coincheckでの口座開設が終わって、「メタマスクってなに?コインチェックと何が違うの?!」と混乱している方に向けて、それぞれの役割と具体的な購入方法(1~4のステップの詳細解説)を以下の記事にまとめていますのでご覧ください。
OpenseaでNFTを買う方法(Coincheck?MetaMask?全体像をわかりやすく解説)
読者:「OpenseaでNFTを買ってみたいけど、方法がわからない」「CoincheckとかMetaMaskって何?それぞれの関係は?」 という方に向けて、OpenseaでNFTを買う方法をわかりやすく解説していきます。
以上になります。