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DAOってなに?DAOの入り方・無料で見学する方法

NFT

読者:「最近よく聞くDAO(だお)って何?」「DAOってどこにあるの?誰でも入れるの?」

こんにちはshokoです。
4年ほど前から静岡県の伊豆に移住しつつ、東京にあるベンチャーにフルリモートで勤めています。
最近私の会社でもNFTの事業が本格スタートしました。

DAO(分散型自律組織)という言葉を聞いたことあるけど、どのように参加できるのか、どこで見つければいいのか、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、DAOの基本説明に加えて入り方や見学方法を初心者の方に向けて分かりやすく解説します。

びっくりした数字ですが、2022年5月時点で日本国内でOpensea(世界最大級のNFT市場)のNFTを購入している人の累計数は1万人に満たないと言われています。
たったの1万人…!!騒がれている割にとても少ないですよね。
(横浜スタジアムの座席数が34000席くらいなので、その4分の1くらいしかいないんです!って分かりづらいですねw)

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DAOとは、社長がいない会社のような組織

DAOとは、社長がいなくても成り立つ会社のような組織です。

DAO(Decentralized Autonomous Organization)とは日本語にすると「自律分散型組織」です。

従来の株式会社の場合は、社長などの上層部が意思決定をするトップダウン方式で経営されてきましたが、DAO(自律分散型組織)の場合は組織を統率する人が存在せず、DAOのメンバー同士で意思決定を行いプロジェクトを運営します。

では、なぜ組織を統率する人が不在で組織運営ができるのか。
それはスマートコントラクトという、あらかじめプログラムされた条件に応じて、自動的に契約を実行する仕組みがあるからです。
DAO=スマートコントラクトにより稼働している組織とも言えます。
スマートコントラクトのおかげで、DAOでの報酬の分配や制度設計、意思決定などを自律的動かすことができます。

世界最古のDAOがビットコインです。ビットコインは運営する株式会社がある訳でもないですし、もちろん社長もいないです。なのにこれだけ世界中で多くの人に使われており、サービスとして成り立っています。
サービスとして成り立っている以上に、金融のインフラになりつつあります。

こんな感じでDAOの仕組みを使えば、今まで国主導でしか実現し得なかったようなインフラを個人単位でも作ることができるのです。面白い。

DAOの意思決定は「ガバナンストークン」の保有者で行われます。ガバナンストークンとは、DAOで使用される仮想通貨のことで、保有していると意思決定に関われます。ガバナンストークンの保有者は、組織内での提案や意思決定に関わる投票に参加できます。ガバナンストークンが株式会社でいう「株式」のような役割を担っています。

instagramがDAOになったら

私たちが今見ているオンラインコンテンツは、多くがUGC(User Genarated contents、つまりユーザーがそれぞれ投稿したコンテンツ)であり、ユーザーがコンテンツを創っている訳ですが、そのユーザー側にお金が入る訳ではありません。「いいね!」が押されて嬉しいくらい。
誰も何も投稿していないinstagramに登録する人はいないと思います。ユーザーがたくさん面白い投稿をしているから、みんなinstagramに登録しますよね。

そう考えると少しくらいユーザーに見返りがあっても良い気がしますが、ユーザーにお金が入ることはありません。

一方でDAOにすると最初にトークンをユーザー所有してもらう必要はありますが、ユーザー側もそのプロジェクトの参加者としてリターンを得ることが可能になります。
例えばinstagramがDAO化したら、instagramに投稿したユーザー(DAO参加者)には成果に応じてトークンが付与されたり、instagramのサービス自体の参加者が増えてサービスがさらに人気になると、トークン自体の価値が上がってユーザーにも還元されたり、と、そんなイメージです。
「あなたの投稿のおかげでinstagramが盛り上がったね、ありがとう!」と言ってシステムの方で自動的にあなたにお金が入る、そんなイメージです。

DAOの入り方

DAOの意思決定は「ガバナンストークン」の保有者で行われます。
つまり、DAOに所属している=そのDAOが発行するトークンを持っているという意味になります。
もしBitcoinを持っている方がいたら、その人はBitcoinのDAOに所属しています。

会社に就職する際は、書類の提出があったり面談があったりしますが、DAOではそういうことはありません。ガバナンストークンの所有=所属、シンプルです。

DAOの運営はdiscordが主流

DAOの運営ではdiscordというコミュニケーションツールが使われることが多くなっています。
discordとは無料で使えるコミュニケーションツールで、slackやchatworkに近いです。

DAOは、いつでも誰でも見学できる

DAOは透明性が高く、DAO内でのやり取りは公開されおり誰でも閲覧することができます。

「DAOに入ってみたいけど…その前に見学したいな」と考えている方は、まずはそのDAOのdiscordなどを探して見てみると良いでしょう。
例えるならば、気になっている会社のslackのやりとりが全部見れるイメージです。そこにどんな人がいるのか、事業が自分のやりたいこととあっているのか、どれだけ活発に活動しているのかなど見極めができます。

運営ルールもブロックチェーンに刻まれているためDAOのメンバーであれば誰でも見れるようになっています。

「え?そんなんでいいの?内部情報バレバレじゃん!」って思う人もいるかもしれませんが、これがブロックチェーンなどのweb3.0の新しい考え方です。(専門用語でコンポーザビリティの概念と言います)
情報や技術を独占するのではなくオープンにして、他で自由に利用できるようにする。他での活用を促すことで自身の価値を上げていけるという考え方です。

DAOの見学は、openseaやSNSでdiscordを探して参加

具体的なDAOの見学方法は簡単です。
自分の気になるDAOのdiscordを探して参加するだけです。
(discordの登録は無料でスマホアプリからも見ることができます)

openseaに出ているNFTプロジェクトの場合、プロジェクト概要のところにdiscordの招待リンクが貼られていることが多いです。
それ以外にも、twitterの公式アカウントを持っているDAOも多く、twitterのプロフィール欄にDAOの招待リンクを貼っているDAOも多いです。

ぜひ気になるDAOのdiscordに入ってみてください。

さいごに

自立分散型組織であるDAO。
「トップ不在で、誰でも自由に活動でき、リターンを得ることができる!!」と、それだけ聞くとものすごいいい感じに聞こえますが、まだまだ課題がたくさんあるのも事実です。
トップ不在で全員が意見を出し合って物事を決めていくがゆえに、結局何も決まらなかったり中途半端になったり。。
なので実態としては、最初はトップ(運営者)がいて運用を軌道に乗せた後に手離れする、みたいな流れになっているプロジェクトが多いようです。

ということで今回はDAOについて説明しました。
1ヶ月とかで流れが大きく変わる業界なので、ここに書いた情報もすぐに古くなってしまうかと思いますが、現時点での情報としてまとめておきます。

NFTを購入するには暗号資産取引所での口座開設が必要

NFTを購入する際には、仮想通貨が必要です。
暗号資産取引所Coincheck(コインチェック)で口座開設をして、仮想通貨を購入しましょう。
Coincheckは取扱銘柄数も非常に多い国内最大級の暗号資産取引所です。
東証プライム上場のマネックスを親会社に持っており安心感もあります。

私もCoincheckを使っていますが、チュートリアルなどが充実していて分かりやすいのと、オペレーターの問い合わせ対応がとても早く助かります。(これ重要)

DAOの参加資格として、NFT保有を条件にしている組織や、NFTを保有している人に一定の権限を与えるDAOなども多いです。

口座開設を早めに済ませておくメリット

暗号資産取引所は、Coincheckも含め口座開設手続きに多少時間がかかります。
なぜなら本人確認書類の提出や認証設定を行った上で口座開設審査があるからです。その他にもクレジットカードの登録なども行う必要があります。

いざ、NFTを買いたい!という時に口座開設の手続きで時間を取られると機会損失になるので、すぐにNFTが購入できるように事前準備しておくのがおすすめです。

\Coincheckの申し込みはこちら/

コインチェック

OpenseaでNFTを購入するまでの流れ

Coincheckでの口座開設が完了したら、必要な仮想通貨を準備してOpenseaでNFTを買いましょう。

Opensea(オープンシー)とは?
世界最大のNFTマーケットプレイスです。国内外の様々なクリエイターのNFTを購入することができます。
特に初心者の方は、まずはOpenseaでNFTを購入するところから始めると良いでしょう。
Openseaは国内でも利用者が多く、使い方のhowto動画や記事も多いので分かりやすいです。

OpenseaでのNFT購入手順は以下の通りです。

【購入手順】
1.暗号資産取引所Coincheck(コインチェック)の口座開設&入金→前述の通り、先に済ませておくのがおすすめ
2.メタマスク(MetaMask)でウォレット(お財布)作成
3.コインチェックからMetaMaskのウォレットに通貨を入金
4.オープンシー(Opensea)で、NFTを購入

上記の2と3が少し大変そうに感じますよね。私も最初そうでした。笑
1-4のステップをそれぞれ分かりやすく例えると以下の感じです。

【購入手順】
1.通貨を買う(取引所に口座開設して、円を仮想通貨にする)
2.仮想通貨を入れるお財布を作る
3.お財布に仮想通貨を入れる
4.お店でお財布から仮想通貨を払いNFTを購入

「メタマスクってなに?コインチェックと何が違うの?!」と混乱している方に向けて、それぞれの役割と購入方法の全体像をまとめた記事を書きましたので、以下も参考にしてもらえたら嬉しいです。

最後に…NFT購入は自己責任で

DYORという言葉をご存じでしょうか?
web3界隈ではよく聞く言葉です。

Do Your Own Research(自分で調べてやってください)

web3.0はまだまだ新しい領域で、情報が日々更新されていきます。
検索したサイトに載っている情報が古いことや間違っていることもありますので、よく調べた上で取り組むことをおすすめします。 ※当ブログも含め、です。

今回は以上になります!